新宿校Young Artist Program Vol. 05 佐々木大河展「Container of image」

●アーティストトーク
2018年10月27日(土) 17:30～
場所：河合塾美術研究所・新宿校館内（当日ご案内いたします）
入場無料・申込不要

この度、河合塾美術研究所 Gallery Kartでは、Young Artist Program Vol. 05 佐々木大河展「Container of image」を開催いたします。
佐々木は1993年山梨県生まれ。河合塾美術研究所に在籍していたのは基礎科を含めた2009年から2014年までの5年間。その後武蔵野美術大学に進学し、2017年に武蔵野美術大学彫刻科を卒業。現在作家活動を精力的に行っております。
今回は未発表の6点を含めた新作のレリーフ作品を中心に構成されます。

以下作家のことば抜粋
彫刻作品を作りだしていくと物体として現実空間に出現してしまう為に、頭の中にあった想見上の物は完成と比例して死んでいくように感じていました。大袈裟に言うと彫刻作品の完結がイメージの死であるように思えたのです。（中略）イメージを知覚するという事は滝や川などを鑑賞する事に近い感覚があります。水はどんなに小さな隙間にも柔軟に入り込みそれが隅々まで行き渡ります。俯瞰してみたらある一定の形、ヴォリュームはずっと保ちつつも絶えず動き、そして形を形成するにあたり同じ物は一つもありません。目を細めて見ると一瞬一瞬が消えていくようなものです。その状態に型というものがあり、それを作る事によって彫刻作品を作ってもイメージというのは死なないのではないかと考えました。

佐々木が捉える想見（物質、イメージ、知覚）それらが渾然一体となった作品をこの機会に是非ご高覧ください。