新宿校「ワークショップ展　－整理された美－」

河合塾美術研究所新宿校では、去る10月25日(月)～27日(水)に日本画家の礒部光太郎先生による、観察と描写を基に平面の造形美を楽しく思考、体験する「ワークショップ －整理された美－」が行われました。このたびGallery Kartでは、そのワークショップで制作した作品ならびに創作記録の映像と写真を展示した「ワークショップ展」を開催いたします。

『雑草を描く』をテーマに、対象の生命感を感じながら、形や色、ディテールなどをじっくり観察し、その行為から美を求め、二次元の平面における造形美の在り方を、描写の意義とその見せ方に最も深く依存するものが何なのか、作品の成立価値の本質とは何かを意識しながら、自らの視点でつくりあげた塾生の作品を展示いたします。

制作のコンセプトを明快にした切り口で、若い感性が描き出した表現から、今回のワークショップの教育的効果と、美術研究所の展覧会ならではの"つなぐ、育む、新たな価値を発見する"その試みの一端を感じ取っていただけたらと思います。