新宿校SPOKEN WORDS PROJECT展 青春と服

服が生まれるとき
ことばと布、
ライブセッションとしての服づくり

このたびGallery Kartでは、河合塾美術研究所出身でファッションデザイナーとして活躍されている飛田正浩さん主宰のブランドspoken words projectの活動と、その一環で行われるワークショップを紹介する展覧会を開催します。飛田さんは多摩美術大学在学中より「ことば」をテーマとした制作、イベント、バンドによるライブなどを広く精力的に行うなかで、その総称としてspoken words projectを活動名として用いてこられました。その後服づくりに没頭する中で、ファッションブランドとしてその名称を継承し今日に至ります。

飛田さんの服づくりは、それゆえ「ことば」である素材との対話が重視され、布の自作や作品の完成間際での再加工など、一般的な服の制作過程とは異なり、アートともいえるアプローチをされていることが特徴です。そしてその「ことば」は、現在ワークショップや舞台衣装の制作にまで広がり、今後布から生まれるすべてのものに展開されてゆくことでしょう。

今回は主にシルクスクリーンによる spoken words projectの作品、ビジュアルブック、DM、ショーの動画に加え、河合塾生を中心に行われる、不要なった衣類などを持ち寄り、シルクスクリーンによる即興プリントで再生、リ・デザインするワークショップの成果をあわせて展示します。時に予定から外れ、詩人が緊張を強いられながら即興で朗読するような「青春」のライブ感を、飛田さんは大切にされています。そのような感性あふれる本展示を、ぜひ、ご高覧ください。

開催情報〈終了しました〉

会期 期間/2013. 7/15(月・祝)~8/11(日)
10時~18時(日・最終日は16時まで)入場無料
会場 河合塾美術研究所新宿校 Gallery Kart

アーティスト情報/飛田正浩 Masahiro Tobita

作家略歴
1968年、埼玉県生まれ。多摩美術大学卒業。
染織デザイン科在学中からさまざまな表現活動を<spoken words project>として行う。卒業を機に<spoken words project>をファッションブランドに改め、1998年東京コレクションに初参加。手作業を活かした染めやプリントを施した服作りに定評がある。クラムボンの原田郁子さんをはじめとして、アーティストのライブ衣装や舞台美術、テキスタイルデザインも手がけ、ファッションの領域を超えて活動中。2012年には、東北支援の一環で行われたワークショップ、「キッズアートキャンプ山形2012」に招聘される。
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