表現すること、震災を乗り越えて
開催情報〈終了しました〉
東京展
会期 | 2012. 4/30(月・振)~5/27(日) 10時~20時(日祝、最終日は16時まで) <入場無料> |
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会場 | Gallery Kart 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-14-5 河合塾美術研究所新宿校1階 |
お問い合わせ | 0120-327-414 |
名古屋展
会期 | 2012. 6/1(金)~10(日) 10時~18時(会期中無休) <入場無料> |
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会場 | アートスペース NAF 〒464-8610 愛知県名古屋市千種区今池2-1-10 河合塾千種キャンパス千種校南館1階 |
お問い合わせ | 0120-591-109 |
展覧会趣旨
河合塾美術研究所 Gallery Kart/アートスペース NAFでは、以前から交流のあった、宮城県宮城野高校美術科の卒業制作をお借りし、大都市圏の東京、名古屋で展示することで、復興支援の一助とさせていただこうと考えました。
直接、震災の被害を受けた美術科の高校生が生命の尊さや、日々の生活を再考し、高校生活の集大成である卒業制作に、いかに結び付けたのか、ぜひ、多くの人々に見ていただきたいと、本展を企画しました。
人の生死に関わるような状況で、表現することの根源的意味を深く考えたであろう高校生の作品は、直接、震災をモチーフにしていないものも多く、その静寂な画面からは、それゆえ、さらに激しい内面の葛藤、あるいは、未来への強い希望を感じさせます。
震災を乗り越えようと描くこと、また、非常時に表現を模索することはどういうことか、という問いに、見事に答えている諸作品を、ご高覧いただければ幸いです。
●出品生徒コメント・作品抜粋
「彼方<W> 千葉加奈子 F100号 油彩」
昨年の夏に石巻の渡波を訪れた際に描いたスケッチをもとに制作した作品です。「海」「無人の船」「町」の様子、そして絵では描けない「水平線の彼方」など…1つ1つに意味をこめました。