新宿校宮城県宮城野高校美術科卒業制作選抜展

開催情報〈終了しました〉

名古屋展

会期 2013. 5/11(土)~5/26(日) 10時~18時(会期中無休) <入場無料>
会場 アートスペース NAF
〒464-8610 愛知県名古屋市千種区今池2-1-10 河合塾千種キャンパス千種校南館1階
お問い合わせ フリーダイヤル0120-591-109

東京展

会期 2013. 6/10(月)~7/7(日) 10時~18時(会期中無休/日曜・最終日は16時まで)<入場無料>
会場 Gallery Kart
〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-14-5 河合塾美術研究所新宿校1階
お問い合わせ フリーダイヤル0120-327-414

展覧会趣旨

河合塾美術研究所では、昨年度に引き続き、宮城県宮城野高等学校美術科の卒業制作選抜展を行います。

2011年度の卒業制作では、制作のモチーフとして、被災風景を描いて対象を直視するもの、また、以前の風景に未来を託すものなど、自らを取り囲む状況を咀嚼し、表現に昇華しようと模索する生徒たちの姿に、私たちは感銘を受けました。

そして、今年度の作品は、震災後、2年が経過する中で、制作テーマがより根源的なものに向かっているように見受けられます。動物、植物…自然界で悠然と生きるもの、あるいは健気に、しかし強く生きようとするもの、それら対象に託された象徴性は、自らの手ではコントロールできない崇高なもの、そのなかでの生を問うこととして、私たちの心に伝わることでしょう。

被災地から遠く離れた地で暮らす私たちは、2013年現在、東北でのできごとを忘れてはならないと強く思うと同時に、いつまでも、すべてを安易に震災と結びつけて考えてよいのかと、自問してもいます。

河合塾美術研究所では、このような私たちのできることの一つとして、そこで生まれる芸術作品を紹介し、静かに鑑賞し、思いを馳せる環境を用意することが、当地の現実を正確に伝えることになるはずだと考えています。生徒たちに託された形象の意味を深く考えること。そのような場を、私たちは提供し続けます。

出品生徒コメント・作品抜粋

「花の遺言 菅原由可里 F100 油彩」
死期を悟った女性が、数本の木が生えている小さな草原の上で想いをはせている様子。女性を花に譬えていて、女性(=花)が話す言葉が言の葉なら、きっと遺言は枯れ葉なのだろうと思い作品にした。胸の上の封筒から枯れ葉が溢れている。

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