河合塾 美術研究所新宿校 入塾パンフレット
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45先端芸術表現専攻 「先端芸術表現科ってなんだろう」と問う「わたしの表現、アートですか?」「わたし、先端科に向いてますか?」という疑問への答え。それを最終的に決めるのは誰なのか? 自分だけ見ていても答えは出ません。アートに、アートでないものにも、広く深く触れ、作り、考える経験。「自分が本当にしたいのはなんだろう」と問う多種多様な表現が目の前に広がっています。どれも魅力的です。なんでもやってみたい。その気持ちがまず大切。いろいろ取り組むうちに「本気でやるならこれ!」という表現に出会いたいもの。ひとつの表現でも、複数の表現でも、まずは本気になる。「受験とはなんだろう」と問う先端科受験で課されるもの。一次試験(デッサンまたは小論文)、二次試験(総合実技およびプレゼンテーション)、個人資料ファイル。なぜこれが課され、なにが問われるのか。「自分のやりたい表現」と「受験課題」の関係。わかるか、わからないか。「合格したらなにをしよう」と問う合格は大きな目標です。そのためにわたしたちは全力です。しかし、合格の先のイメージが求められるのが先端受験。なにをして自分は生きていきたいのか。大学入学後、大学を出たら、一生を通して、どんな表現がしたいのか。アートとは、自分とは、生きるとは?1学期春期講習どんな表現がしたいのか、自分で考え、自分で試行錯誤しながら作り、その成果を提示すること。それが先端芸術表現科の受験だといえます。自分の表現したいように作品を作ることは、実は相当難しい、けれどやりがいがある。「表現」や「アート」に目覚める時期です。「なにかを表現したい」という気持ちがなによりも大切。アートの経験の有無は問いません。CURRICULUM夏期講習2学期冬期講習・3学期・直前講習まずは「先端芸術表現科」とは何かを知るために、自分の興味のある表現メディア、テーマに基づいて、手探りしながら制作を行います。この時期は、実践的な受験対策というより、美術館を見学したり多くのアーティストの考え方を学ぶなど、幅広いアートのかたちに触れ、自分の表現を模索することを中心とします。自分のテーマや表現を具体的にするための制作と並行して、「小論文」「素描」「総合実技」などの受験対策を集中的に行います。自分の制作のあり方を、ことばで伝える練習を徐々に行います。ことばで伝える能力は、「個人資料ファイル」での文章表現や「総合実技」でのプレゼンテーションはもとより、自分の制作を自覚的に行う上で必須のものです。それによって「自己表現」と「アート」の違いがどこにあるのか、先端科の受験で何が求められているのかを、理解することができるようになります。1年間の総仕上げとして、実践的な課題を通して自分の問題点を最終確認し、合格を目指しましょう。本科も専科も、先端芸術表現科受験に向けて、初心者、経験者を問わず、「自分が表現したいこと」を実現することを、最初から最後まで目指します。作品制作の基本技術の習得や、アートを幅広い理解するためのレクチャー、自分の思考を深めるための文章表現やディスカッションなど、「作る」「知る」「考える」ための力を身につける授業内容を、適宜実施します。一次試験で「素描」「小論文」のどちらを選択するか、学科はどのように進めていくか、作品の方向性をどのように定めていくか、など、個々の状況に応じて面談を随時行い、授業を組み立てていきます。安心のサポート体制です。未完:明日ご提出します。

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